尖閣諸島の自然

尖閣諸島の空に舞う鳥(5)
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サンコウチョウ
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分布:南小島
(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

サンコウチョウ雄成鳥
Yachoo! オンライン野鳥図鑑
(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

サンコウチョウ雌成鳥
Yachoo! オンライン野鳥図鑑
典拠1:「尖閣列島・南小島を訪ねて」池原貞雄・安部琢哉・城間俟
1974年9月調査、沖縄静物学会誌第16号−42頁
サンコウチョウ 南小島
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(16) シマアカモズ
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分布:南小島
(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

Yachoo! オンライン野鳥図鑑−からの引用
典拠:写真集・「沖縄の野鳥」(昭和58年)、琉球新報社編・池原貞雄監修、
54頁奄美・沖縄鳥類目録
「シマアカモズ、南小島−旅鳥、少ない。」
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(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

Yachoo! オンライン野鳥図鑑− からの引用
撮影者コメント 多くのアカモズが見られました。後で写真を見ると良くわからないものばかり、シマアカモズばかりな
のかなぁ。
特徴: 雄 頭上には灰色味があり、背から尾までの赤色味は薄く、褐色である。額から眉斑は灰白色でつながってい
る。亜種アカモズに比べると眉斑は細い。翼は黒褐色で茶褐色の羽縁がある。過眼線が黒い。喉は白いが、それよ
り下の下面はやや赤味のある茶褐色を帯びている。
特徴: 雌 **
特徴: 幼鳥(若鳥) 胸から腹にかけて、特に脇には波状斑が見られる。
鳴き声 低い声でギチギチギチと鳴く。
採餌 飛翔したり、葉っぱに止まっている昆虫が主である。「はやにえ」も行う。
繁殖: 時期・夫婦 5〜7月に年に1回行う。番で渡ってくる個体はそのまま繁殖し、単独で渡ってきた時は雌を獲得す
るまで囀る。一夫一妻である。
繁殖: 巣・卵 密に茂った樹木や藪の中に巣を作る。卵数は4〜6個で1日1卵ずつ産卵する。
繁殖: 抱卵・育雛 雄は抱卵中の雌にも給餌する。14日間で孵化(ふか)し、14日で巣立つ。
分布 旧北区。アジアの温帯・亜寒帯で繁殖する。冬季はインドや東南アジアに渡って過ごす。日本では、熊本県、
鹿児島県で繁殖の記録があり、ほぼ毎年繁殖しているという。南西諸島では良く見られ(一年中?)渡り期には、日
本海側の島嶼や南西諸島で良く見られる。
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(17) スズメ
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分布:南小島
(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

典拠:写真集・「沖縄の野鳥」(昭和58年)、琉球新報社編・池原貞雄監修、
54頁−奄美・沖縄鳥類目録
「スズメ、南小島−留鳥として多数生殖。」
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(18) セグロアジサシ
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分布:南小島・北小島・大正島

セグロアジサシとオオアジサシの集団営巣−北小島、
「沖縄の野鳥」41頁、昭和58年

北小島のセグロアジサシ昭和38年(1963年)

北小島のセグロアジサシ
尖閣諸島調査報告書(昭和55年2月、沖縄開発庁)

北小島のセグロアジサシ
「琉球の自然と風」頁高良鉄夫
典拠:「沖縄の秘境を探る」(33頁)高良鉄夫著・沖縄新報社
(大正島)
午前六時、前方に赤尾島(一名大正島)が見えるという船長の声に、喜び勇んで起き上が
った。この島は、いかにも絶海の孤島といった感じだが、島というよりは、むしろ海中に突
っ立った大きな岩礁といった方が適当かもしれない。面積〇・一五平方キロ、標高八四メー
トル。海中からぬっとそびえた横顔、は、見るからに奇怪な形相をしている。島の風物とな
っている海鳥が、幾羽となく船の近くを通り過ぎて行く。上陸できないので、できるだけ船
を島に近づけて望遠鏡でのぞくことにした。
望遠鏡で観察した赤尾島の海鳥はセグロアジサシ、カツオドリ、クロアジサシで、私たち
の求める白いアホウドリの姿は当たらない。カツオドリとアジサシ仲間の住み場の区分は、
北小島の場合に似ている。(「沖縄の秘境を探る」高良鉄夫著・沖縄新報社、102頁、第
四章アホウドリ見たり聞いたり【白い鳥−アホウドリを求めて】)
(南小島)
私が昭和二十七年と二十八年に調査した当時の状況に比べて、カツオドリ、セグロアジサ
シなどが著しく減っていることに驚かされた。このように乱獲されて同列島の海鳥は年々減
少の一途をたどるのだろう。琉球列島のどの島でも見ることのできない貴重な海鳥の楽園は
荒らされ、一〇年前の空を覆うはどの壮観な海鳥のおもかげは、ほとんどない。だが、それ
でも初めて来島した報道関係者は、北小島のセグロアジサシの乱舞に圧倒されている。
(「沖縄の秘境を探る」高良鉄夫著・沖縄新報社、105頁、第四章アホウドリ見たり聞い
たり【白い鳥−アホウドリを求めて】)
(北小島)
北小島、南小島ともに数多くの海鳥が住んでいるので、漁師は古くからこの両島を一つに
して俗に鳥島と呼んでいる。両小島は、わずか二〇〇メートルしか離れていないが、そこに
住んでいる海鳥の分布状況は、南小島とは著しくおもむきが異なっている。すなわち、南小
島はカツオドリが主であるのに反し、北小島ではセグロアジサシが多数を占めている。
北小島の南半分の緩やかな斜面は、セグロアジサシが独占しており、クロアジサシは沿岸
の岩だなに、カツオドリは主に西岸および南岸のガケ下の斜面や、岩壁になわ張りをつくっ
て住んでいる。海鳥の糞が混入して飲料水にはならない。(「沖縄の秘境を探る」高良鉄夫
著・沖縄新報社、93頁、第三章尖闇の島々の驚異【海鳥の攻撃】)
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「魚が鳥を食った話」43頁

セグロアジサシのルール(北小島昭和28年)
「自然との対話」9頁・高良鉄夫

セグロアジサシ・北小島
・尖閣諸島文献資料編纂委員会・
尖閣諸島iについて・尖閣諸島の島々(2)北小島・南小島
セグロアジサシの生態(北小島)
私どもは、島をおおいつくしている海鳥の数や、その習性の興味ある事実に驚かされた。これま
で映画でしか接することのできなかった海鳥の群集、上空にも無数の海鳥が飛んでおり、そのため
に日光はさえぎられ、昼なお暗い島となる。また絶えず糞の雨が降ってくる。地上には、ウズラに
似たようなセグロアジサシのヒナが、およそ三〇センチおきの間隔で散在しており、上空と地上で
わめく親子鳥の声がやかましく、わずか一〇メートル離れても、私どもの大声が通じないほどであ
る。
飛んでいる親鳥の中には猛烈なのがいて、人の顔をめがけて正面から突入し、頭上をかすめて威
かくするのがいる。また時たま側面から攻撃してくるものもある。もっとひどいのは、耳もとでギ
ャーと大声を出すと同時に、かぶっている帽子をはたいて通り抜けていくので、冷や汗のかきどお
しであった。
十数人の人間が、あちこちでセグロアジサシの親鳥に攻撃されているが、もしも一人で島内に・
たたずむと、あの鋭いくちばしでアジを刺すように、こっぴどくやられてしまうであろう。しばら
く岩蔭にすわっていると、次第に上空から舞いおりて、人間の周辺はセグロアジサシに包囲されて
しまう。そうなると、自分も海鳥の仲間に加えられた感じがするが、だからといって安心はできな
い。やはり不気味で、身の毛がよだつ思いであった。海鳥の糞が混入して飲料水にはならない。
(「沖縄の秘境を探る」高良鉄夫著・沖縄新報社、
93−94頁、第三章尖闇の島々の驚異【海鳥の攻撃】)
http://contents.kids.yahoo.co.jp/zukan/birds/card/0233.html
(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

分 類
鳥類 チドリ目 カモメ科
学 名
Sterna fuscata
分布と季節
沖縄県南部の島、東京都小笠原諸島などで繁殖する夏鳥。
環 境
海洋と島嶼
全 長
約40.5cm(アジサシより大)
鳴き声
クワッ、クワッ
写真撮影地
沖縄県仲の神島
説 明
ひたいと、のどから腹が白い。頭から背面にかけては黒。よく似ているマミジロアジサシは、背面
が灰色、ひたいから眼の上までが白いので区別できる。外洋の無人島で集団繁殖する。巣はつくら
ず、岩の上に直接卵を産む。えさは周辺の海でとる。ほかのアジサシ類より高いところから小魚の
群れに向かってダイビングし、くちばしではさんでとらえる。
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/rdb/sp_data/g-00971.html
セグロアジサシ(希少種) code g-00971
和名 セグロアジサシ
分類 チドリ目 カモメ科
学名 Sterna fuscata nubilosa Sparrman, 1788
方言名
カテゴリー 希少種
環境庁版
カテゴリー
特性 英名: Sooty Tern
全長40cm、八重山諸島の中御神島に夏鳥として渡来集団繁殖している。これらの地域の洋上では
「鳥り巻き」 をつくり、餌を取るのが良く見られる。
原記載: Sparrman, 1788. Mus. Carlsnianum, fasc. 3, No.63 ("Finlandia" error for
India).
参考文献: 黒田長禮, 1980. 新版鳥類原色大図説, 講談社, 東京.
沖縄野鳥研究会編, 1993. 改訂沖縄県の野鳥, 沖縄出版, 浦添.
山階芳麿, 1980. 日本の鳥類とその生態. 梓書房, 東京.
(財)日本鳥類保護連盟編, 1988. 鳥630図鑑, (財)日本鳥類保護連盟.
http://www.sanshin-ci.co.jp/index/photo1/MichaelmesCay/page_thumb10.html
(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

http://www.sanshin-ci.co.jp/index/photo1/MichaelmesCay/page_thumb9.html
(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

http://www.gt-works.com/yachoo/zukan/tori/kamome/seguroajisasi.htm
(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

写真 成鳥 夏羽 写真 **
撮影者 林中 拓也
http://www.mnx.ne.jp/~fab8727/mc/mcseguroajisasi.htm
(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

南鳥島へは99年の5月8日から9日と2000年の5月29日から31日の2度行くことができた。いずれも大
多数のセグロアジサシが観察でき、コロニーの規模も凄まじいものがあった。99年の観察では卵と
雛がほとんどであったが、2000年の観察ではほとんどが雛の状態で、やや大きな雛?や幼鳥とおぼ
しき個体も見られた。在島者によると、例年3月下旬から繁殖が始まり、8月一杯まで続くという。
セグロアジサシのコロニーは海岸の砂浜からグンバイヒルガオ群生地まで分布し、営巣密度は高
く、南東端周辺から西へおよそ1q弱続いていた。上写真のようなコロニーが延々続いていたの
で、繁殖数は見当もつかない。少なく見積もっても5000以上の巣があるのではないだろうか? 巣
は極めて単純であり、無いというほうが適切だろう。卵は砂の上にポツンと置かれているだけだっ
た。セグロアジサシの繁殖地について、僕は他に硫黄島しか見たことがない。しかし、南鳥島は日
本で最大のセグロアジサシ繁殖地ではないかと思われる。
求愛行動?
求愛と思われる行動も観察することができた。とりあえず写真のような格好でアピール?してい
た。威嚇などは激しく嘴で突いていたので、ほぼ間違いなく求愛行動であろう。在島者によると、
例年8月頃まで繁殖しているとのこと。この2羽は無事繁殖することができたのだろうか?

成鳥と雛 99年に来島したさいには、まだ卵の状態のものも多数見受けられたが、2000年に来島し
たさいにはほとんどが雛の状態だった。僕は馬鹿だ! 雛と卵のアップを撮るのを忘れた…。とい
うか撮ったものもあるが非常に良くない。場所は違うが、雛と卵の写真は硫黄島で撮影済みであ
る。
撮影:上段 南鳥島(2000.5.30)
中下段 南鳥島(1999.5.9)
http://www2.odn.ne.jp/wildbird/ext_12.htm
http://rca.open.ed.jp/oh/bird/book/ohb0127.html

(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

http://www.kingfisher.jp/alcedo/bird_g/cairns2/2-163-34.jpg
(いずれも尖閣諸島のものではありません)

セグロアジサシ
写真左 撮影: N. MATSUDO 2003年4月17日 右は出典不明
以下はhttp://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/rdb/sp_data/g-00971.htmlの記
事
セグロアジサシ(希少種)
code g-00971
和名 セグロアジサシ
分類 チドリ目 カモメ科
学名 Sterna fuscata nubilosa Sparrman, 1788
カテゴリー 希少種
環境庁版
カテゴリー
特性 英名: Sooty Tern
全長40cm、八重山諸島の中御神島に夏鳥として渡来集団繁殖している。これらの地域の洋上では
「鳥り巻き」 をつくり、餌を取るのが良く見られる。
原記載: Sparrman, 1788. Mus. Carlsnianum, fasc. 3, No.63 ("Finlandia" error for
India).
参考文献: 黒田長禮, 1980. 新版鳥類原色大図説, 講談社, 東京.
沖縄野鳥研究会編, 1993. 改訂沖縄県の野鳥, 沖縄出版, 浦添.
山階芳麿, 1980. 日本の鳥類とその生態. 梓書房, 東京.
(財)日本鳥類保護連盟編, 1988. 鳥630図鑑, (財)日本鳥類保護連盟.
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(19) ツバメ
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分布:魚釣島・南小島

典拠1: 「沖縄の秘境を探る」高良鉄夫、沖縄新報社、77頁、第二章南小島と魚釣島の生物
たち【野鳥と虫の生存競争】
魚釣島には十数種の野鳥が見られる。その種類は、折にふれて述べておいた。南小島の野鳥
は、ツバメ、リユウキュウツバメのほかは、ほとんど見られない。
成鳥になって種実を食う野鳥でも、ヒナを育てるには虫が必要である。南小島の二種のツバメ
は、主にハエと蚊を食べているが、かりに岩だらけの南小島に多くのツバメが渡って来ても、そ
れはたちまち食物不足におちいって、他へ移動しなければならないであろう。こうした環境から
南小島のツバメの数は、魚釣島に比べると著しく少ない。
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ツバメ(魚釣島・南小島)
魚釣島には十数種の野鳥が見られる。その種類は、折にふれて述べておいた。南小島の野鳥は、
ツバメ、リユウキュウツバメのほかは、ほとんど見られない。
成鳥になって種実を食う野鳥でも、ヒナを育てるには虫が必要である。南小島の二種のツバメ
は、主にハエと蚊を食べているが、かりに岩だらけの南小島に多くのツバメが渡って来ても、それ
はたちまち食物不足におちいって、他へ移動しなければならないであろう。こうした環境から南小
島のツバメの数は、魚釣島に比べると著しく少ない。(「沖縄の秘境を探る」高良鉄夫、沖縄新報
社、77頁、第二章南小島と魚釣島の生物たち【野鳥と虫の生存競争】)
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(20) ツバメチドリ
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ツバメチドリ
出典:高良鉄夫「沖縄の秘境を探る」46頁 昭和25年3月
ツバメチドリ(魚釣島)
船室に入ると同時に顔をかすめ去ったものがいる。振り返って見ると、それはツバメチドリであ
った。この小鳥は魚釣島に安住しているのではなく、渡りの途中に迷い込んできたものと思われ
る。(「沖縄の秘境を探る」高良鉄夫著・沖縄新報社、45−46頁、第一章尖閣列島の初探訪
【魔の海の幽霊船】)
(以下の記事写真共に「沖縄の秘境を探る」とは無関係です)
(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

http://www2.odn.ne.jp/wildbird/add_52.htm#01
チドリ目 ツバメチドリ科
ツバメチドリ (Glareola maldivarum)
【撮影者】 N.MATSUDO
【データ】 ツバメチドリ 2000年3月25日 沖縄県八重山郡与那国島
PENTAX Z-1P smcPENTAX67M*6.7/800ED
http://contents.kids.yahoo.co.jp/zukan/birds/card/0219.html
ツバメチドリ
(C)Osamu YUNOKI
(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

分類 :鳥類 チドリ目 ツバメチドリ科
学名:Glareola maldivarum
分布と季節:日本各地に旅鳥として春と秋に渡来する。
環 境 :海岸、河川
全長:約26.5cm(ムクドリより大)
鳴き声 :クリリ、クリリ
説 明:
旅鳥だが九州と本州で繁殖した記録がある。くちばしと足が短く、
長い翼や、尾がツバメに似ていることから名づけられた。
飛びながら空中でトンボ、アブなどの昆虫をとらえるえさのとり方も、
ツバメに似ている。飛び方もツバメに似てスピードがあるが、
羽ばたきとグライディングをくりかえすのが特徴である。
(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

ツバメチドリ 燕千鳥 Large Indian Pratincole
http://egkaz.sakura.ne.jp/tsubamechidori.html
http://www.pref.okinawa.jp/okinawa_kankyo/shizen_hogo/rdb/sp_data/g-00941.html
ツバメチドリ(危急種) code g-00941
和名 ツバメチドリ
分類 チドリ目 ツバメチドリ科
学名 Glareola maldivarum J. R. Forster, 1795
カテゴリー 危急種
環境庁版
カテゴリー 希少種
特性 英名: Indian Pratincole
形態: 全長約26cm。夏羽は上面が暗灰色褐色で上尾筒は白いが尾は黒い。
喉は白色がかる黄色で黒いラインで囲まれる。胸と脇は黄褐色で下雨覆は栗色、
目先と脚は黒色である。冬羽では嘴のほととんどが黒色で喉は淡い褐色となり、
黒い線も薄く不明瞭となる。
近似種との区別: 飛翔性の昆虫などを空中で餌として採る様はアジサシ類や
アマツバメ類に似るが、本種は全体的に太めで翼の幅が広く長めに見える。
また飛びながらキリリ、キリリと鳴く。飛翔しているとき二股状の尾羽と上尾筒
及び尾の基部の白い斑が目立つ。
分布の概要: 本州・四国・九州・伊豆諸島に旅鳥として渡来する。
本州の静岡県・愛知県・鳥取県と九州の福岡県・宮崎県では
局所的に繁殖しているとされていたが、北海道でも記録がみられるようになった。
全国的には旅鳥であるが繁殖地では夏鳥である。
県内ではこれまで沖縄島・宮古島・小浜島・与那国島・石垣島などに旅鳥として
渡来するとされている。近年沖縄島と宮古島及び伊江島では繁殖例が知られている。
近縁の種及び群との分布状況の比較: ツバメチドリ類は世界に17種あるとされ
ヨーロッパとアジア南部、オーストラリア、アフリカの開けた水辺近くの砂地や岩石地などを
主な生息地としている。本種には亜種はなく近縁種としてオーストラリアで繁殖し、
夏にはニューギニアやインドネシアなどに渡る Stiltia isabellaや、
インドから中国南西部まで分布しビルマやタイ、カンボジア、ラオス
などでは留鳥として生息している Glareola lactea がある。
生態的特性: 干潟・埋立地等やまばらな裸地のある草丈の低い草原など
ひらけた場所にすむ。繁殖期は小コロニーをつくる。巣は地上に浅いくぼみをつくり小石、
貝殻、枯れ草、木片などをわずかに敷く。1腹2〜3卵を産む。
卵は淡黄褐色で暗褐色の斑がでる。抱卵は雌雄交代で行い抱卵日数は約18日である。
餌は飛んでいる昆虫を飛びながら捕らえるが地上でも採餌する。小さな群で見られることが多い。
生息地の条件: 干潟・埋立地・飛行場や牧草地の中の裸地のある草丈の低い草原、
農地造成及び耕転した後の農耕地などひらけた場所。
学術的意義・評価: アジアの温帯から熱帯で繁殖し、確認される範囲は
東南アジア、インド、中国、海南島、台灣、大スンダ諸島、フィリピン、
ニューギニア、オーストラリアなど分布域は広い。東洋区系の要素を持つ鳥類である。
本種は亜種がいない。数は少ないながら毎年のように県内に渡来し、
局所的ではあるが繁殖している地域がある。
生存に対する脅威: 本来砂地や岩石の多い荒れ地に生息する種であるため、
県内では埋立地や農耕地など繁殖期の生息地となる地域は人為的に開かれた
場所である。したがって、その利用は一時的で継続的ではないため繁殖地として
不安定である。また育雛期における繁殖地域内の野生化したイヌやネコも
脅威となりうる。
原記載: J. R. Forster, 1795. Faun. Indica, ed. 2: 11 (ex Latham, "open sea,
in latitude of the Maldi-via Isles").
参考文献: B. F. King and E. C. Dickinson, 1975. A Field Guide to the Birds
of South-East Asia,
Houghton Mifflin Company, Boston.
J. Mackinnon and K. Phillipps, 1993. A Field Guide to the Birds of Borneo,
Sumatora, Java, and Bali, Oxford University Press, Oxford.
環境庁編, 1991. 日本の絶滅のおそれのある野生生物−レッドデータブック− 脊椎動物編,
(財)自然環境研究センター, 東京.
小林桂助, 1984. 原色日本鳥類図鑑, 保育社, 大阪.
久貝勝盛・山本晃, 1981. 宮古群島の鳥類目録. 沖生教研会誌, 14:15-29. 沖縄生物教育研究
会, 那覇.
黒田長久編, 1984. 決定版生物大図鑑. 鳥類, 世界文化社, 東京.
Mark A. Brazil, 1991. The Birds of Japan, Christopher Helm and A & C Black,
London.
日本鳥学会編, 1974. 日本鳥類目録, 学習研究社, 東京.
沖縄野鳥研究会編, 1986. 沖縄県の野鳥, 沖縄野鳥研究会.
琉球新報社編, 1983. 写真集沖縄の野鳥, 誠文堂新光社, 東京.
嵩原建二・原戸鉄二郎, 1992. 伊江島の鳥類相について, 文化課紀要, 8:51-69. 沖縄県教育
庁文化課, 那覇.
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(21・参考) ツミ
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(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

http://yasou.cocolog-nifty.com/b...f55.html
に掲載されていた画像です。
典拠: 「沖縄の秘境を探る」高良鉄夫著・沖縄新報社、78頁、第二章南小島と魚釣島の生物
たち【野鳥と虫の生存競争】
記事: 岩礁の上にアマサギの惨死体がある。それはツミという猛禽の仲間に、勝手ないいがか
りをつけられ倒されたのであろうか。
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(22) ニワトリ(絶滅?)
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分布:久場島
(下の写真は尖閣諸島のものとは無関係です)

沖縄久米島の方のサイトにあったもので、お母さんが飼っていた鶏とのこと。
以前は100羽もいたということですから、こういう鶏が持ち込まれたのでしょう?
興味が尽きません。
典拠: 「沖縄の秘境を探る」高良鉄夫著・沖縄新報社、117頁、第四章アホウドリ見た
り聞いたり【黄尾島の今昔】
黄尾島の南西部海岸近くに、先代古賀辰四郎氏の事業場の跡がある。そこは鳥糞採集な
どの事業に従事していた人びとの居住跡であるが、雑木雑草におおわれて昔のおもかげは
はとんどない。
黄尾島に移入した動物の記録がある。移入した動物のうち、ニワトリは明治十八年(一
八八五)に、県庁の役人が渡島した際に放飼したものである。明治三十三年(一九〇〇)
五月に黄尾島を探検した宮嶋幹之助氏の報告(『地学雑誌』十二輯)によると、ニワトリ
は繁殖して野生状態になっていたという。
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