-1m以浅の超浅い水深でよく見かける。
かといってタイドプールに多いというよりは、入り江の奥深くの浅くなった水域に多い気がする。
とにかく綺麗なヤドカリで、見つけるとかなり嬉しい
っているような事はめったになく、常に水の中で見られる。
できなかった。 びたサンゴヤドカリのことなのだろう。青みを帯びているという点でツマジロサンゴヤドカリ Calcinus latens (Randall, 1840 )に似ているのだろうか。
上科>オカヤドカリ科という具合です。ちゃんとした分類学では間にもっといろいろな分類の段階が あり、門とか綱とか出てきて複雑です。ちなみに、十脚目の中には、エビやカニが含まれますが、 エビのように腹部がまっすぐなものを長尾下目、カニようにたたまれているものを短尾下目、ヤド カリのようにねじれているものを異尾下目といいます。ただし、ヤドカリの中には、腹部がまっす ぐなツノガイヤドカリやカニ型で食用にされるタラバガニ・ハナサキガニなどの変わり者もいま す。 科にはオカヤドカリ、ムラサキオカヤドカリ、ナキオカヤドカリ、ヤシガニなど13種いるそうで す。日本にはそのうちヤシガニを含めて7種のオカヤドカリがいます。
銘のオウギギガニだと思います。違うかもしれません。
タイドプールなどで人が近づくと物凄い勢いで逃げて行くカニがいる。それはたいていこのミナ
ミイワガニのようだ。浪打際の岩礁に張り付いているところを望遠ズームで撮影した。時折大きな 波が来て、そいつをモロに被るのだが、なかなかどうして、足腰がシッカリしていて、そんな波な どものともせず、その場に留まり続け、口から泡を吹いている。低い姿勢で狙っていたら、こちら がうっかり波を被ってしまった。背中の模様はトノサマガエルのようではないか?山国育ちの僕 は、そんなことを思いながら炎天下の中、1時間ほど撮影に熱中してしまった。
ショウジンガニ科 PLAGUSIIDAE
ショウジンガニ属 Plagusia
イボショウジンガニ Plagusia tuberculata Lamarck,1818
Fig.1 20060905 熊野灘産オス
形態学的な特徴
イボショウジンガニは、ショウジンガニP.dentipes Lamarck,1818によく似ていますが、以下の特
徴に注目すれば、容易に区別することができます。
1)甲の前半に、いぼ状突起、後半に、毛の生えたうろこ状突起がある。
2)扁平な歩脚の、長節(先から4節目)の前縁末端に1歯がある(ショウジンガニでは、5歯
が列生する)。
3)前側縁は4歯で、ショウジンガニと共通しているが、額は2歯に切り込みで分かれている
(ショウジンガニでは、3つの切り込みで分かれた6歯である)。
Fig.1の個体は、発泡スチロールの容器に入っている間に体色を変えてしまっていますが、基本的
に緑褐色系の斑模様です。フィールドで観察されることも珍しくはないが、ウェブページには、他 のショウジンガニ科のカニと間違って紹介されている場合がしばしばありますので、注意してくだ さい。
種小名の由来
tuberculataは、甲の前半にあるいぼ状突起「tubercules」に由来しています。
の割れ目から300℃近い熱水が噴き出す熱水噴出孔のすぐ近くで、折り重なるように分布していま す。しかし、直接熱水に触れているわけではないので、焼け死ぬことはありません。背甲長6cm、全 身真っ白な体色で、エビの仲間ですが、尾が腰の部分から腹側に曲がっているためカニのように見 えるのが特徴です。また茹でても赤くなりません。 うな熱水が噴き出す場所で分布していることから名付けられました。 的な情報はほとんどわかっていません。長期飼育することによりそれらが明らかになっていくと思 われます。 機構(JAMSTEC)の無人探査機「ハイパードルフィン」により沖縄トラフの水深約1,300〜1,500mの 間で採集されました。今回の調査研究では50個体を採集、展示数は20個体です。 により採集。 cmくらいのエビです。 ちなんで付けられた名前だとか。 度の高いところに住めるのかというと、温水は上に上昇するために、噴出し口の温度は実は低いの だそうだ。 化している。深海では350℃にもなる熱水が噴き出す熱水噴出口とよばれる付近(水温10〜20℃)に 生息している。 ら知られている。全世界では、現在11種が報告されている。名前の由来は、深海の熱水噴出孔周辺 (海底温泉)にのみ生息することから、温泉に咲く「湯の花」にちなんでいる。目が退化して複眼 はないが光を感じることはでき、明るいときはあまり動かず、暗くなると行動するという生活リズ ムを持つことがわかっているらしい。深海にすむ生物の中では飼育は比較的容易。肉食性。 海生物 ハナガニ、 ています。 孔(現在の は13℃)。 が集まって 水噴出孔の ードルフィン」 様、暗い深海に (水深1300〜1500m)などに熱水噴出孔生物群集が認められます。南奄西海丘には、チムニーが10本 ほどあり、最高温度は270℃にも達っします。チムニーを取り囲むように優占的にシンカイヒバリガ イ Bathymodiolus japonicus が密集しています。周辺の海底表面には白色の糸状バクテリアマット があり、このようなバクテリアが基礎生産者になっています。 帯の石が沢山転がっているような場所に生息。昼間は石を剥いで採取するが、夜間は半分ほど水没 した石の周りに這い出ているので比較的に採取しやすい。
|