尖閣諸島の自然


尖閣諸島の甲殻類




エビの仲間
カニの仲間
ヤドカリ科
短尾類
ユビワサンゴヤドカリ
スベスベサンゴヤドカリ
オオギガニ科
Calcinus lividus de Man オウギガニ
サンゴヨコバサミ
イワガニ科
異尾類
スベリイワガニ
オカヤドカリ科
ミナミイワガニ
ナキオカヤドカリ ヒメイワガニ
イボショウジンガニ
カニダマシ群
セビロオウギガニ
ミナミカニダマシ ヤフツアシガニ
ウモレオウギガニ






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「東支那海の谷間−尖閣列島」
(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)、62〜63頁
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魚釣島のカニ類

          中山重明・古川哲夫

       Crustacea in the Uotsuri Is1and

      Shigeaki NAKAYAMA and Tetsuo FURUKAWA

 尖閣列島に産するカニ類については、1936年の農林省農事試験場資源調査隊によって8種 (魚釣島2種、黄尾礁7種)の短尾類が報告されているのみである。

 今回の調査では,12月11日,魚釣島オオタキ谷のかブオブシ工場跡からイリ岬附近の岩礁 地帯の潮間帯下部にできたタイドプールで,11種26個体のカニ類を採集することができた。 これらのうち,異尾類については現在まで記録が皆無であったが,今回の調査では6種が得られ た。また,短尾類については,5種が得られたが,これらはいずれも日本列島南西部の太平洋沿 岸から薩南,沖縄諸島を経て,汎印度太平洋地域に広い分布を持つ種ばかりで,このうら2種が 新たに記録された。

 本稿を草するにあたり,採集物を同定された横井久勝氏(九州大学農学部動物学教室)に謝意 を表する。

         Anomura  異 尾 類

        Family Paguridae ヤドカリ科
1. Calcinus elegans(H.Milne Ewards) ユビワサンゴヤドカリ 2♂
2. Calcinus laevimanus(Randall)スベスベサンゴヤドカリ 1♂,3♀
3. Calcinus lividus de Man 1♂
4. Clibanarius corallinus(H.Milne Edwards)ミナミヨコバサミ I♀


     Family Coenobitidae オカヤドカリ科
5. Coenobita rugosus H.Milne Edwards オキナオカヤドカリ 2♂


        Family porcellanidae カニダマシ群
6. Petro1istes hastatoides stimpson ミナミカニダマシ 2♂,2♀



     Bracyra  短 尾 類

       Family Xanthidae オオギガニ科
7. Leptodius exaratus(H.Milne Edwards) オウギガニ 1♂,5♀

       Family Grapsidae イワガニ科
8. Geograpus grayi(H.Milne Edwards) スベリイワガニ 1♀
9. Grapus Strigosus Herbst ミナミイワガニ 1♂,2♀
10. Parhygrapsus minutus A.Milne Edwards ヒメイワガニ 1♂
11. Plagusia depressa tubrculata Lamarck イボショウジンガニ 1♀


 なお,尖隋列島において,現在まで記録されているカニ類は,Zosimus aeneus (Linne) ウ モレオウキガニ(黄尾礁),Plagusia depressa tubrculata Lamarck イボショウジンガニ(黄 尾礁),Epixanthus frontalis (H.Milne Edwards) セビロガニ(黄尾礁),Leptodius  exaratus(H.Milne Edwards) オウギガニ(黄尾礁),Pachygrapsits minuts (Milne  Edwards) ヒメイワガニ(黄尾礁),Eriphia lavimana Latreille ヤフツアシガニ(黄尾礁, 魚釣島),Lydia annulipes (Milne Edwards)(魚釣島)の8種であるが(※1)今回,魚釣島 で新たに採集された8鍾を合わすと尖陽列島産カニ類は全部で18種になった。
 しかし,宮島幹之助は1901年,“愉快なるは珊瑚に寄生する小蟹類こして,其種類の多き と其色彩の多様なるとは実に驚くに餘りあり”。と報告しており(※2),また 実際には今回 の調査が潮間帯のファウナが最も貧弱になる冬季であった事,尖闊列島が位置する海域の生物相 等より類推すれば,本列島のカニ類は今後の調査でさらに多種にのぼると思われる。

              引 用 文 献
※1 正木任.1941年.尖閣群島を探る.採集と飼育 3:102−111.
※2 宮島幹之助.1981.黄尾島(承前).地学雑誌 13:12−18.





エビの仲間

ヤドカリ



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ユビワサンゴヤドカリ 
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分布:魚釣島

(下の写真は尖閣諸島のユビワサンゴヤドカリではありません)

引用元:: 屋久島のエビカニ
http://shrimp-crab.mori-umi.jp/2007/04/post_29.html


ユビワサンゴヤドカリ
[ サンゴヤドカリ属 ]
学名 : Calcinus elegans
-1m以浅の超浅い水深でよく見かける。
かといってタイドプールに多いというよりは、入り江の奥深くの浅くなった水域に多い気がする。
とにかく綺麗なヤドカリで、見つけるとかなり嬉しい

典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、19 70年)62頁
記事:「今回の調査では,12月11日,魚釣島オオタキ谷のかブオブシ工場跡からイリ岬附近 の岩礁地帯の潮間帯下部にできたタイドプールで,11種26個体のカニ類を採集することがで きた。これらのうち,異尾類については現在まで記録が皆無であったが,今回の調査では6種が 得られた。」62頁、−中略−、Anomura−異尾類、Family Paguridae−ヤドカリ科、 「Calcinus elegans(H.Milne Ewards) ユビワサンゴヤドカリ 2♂」


対海水魚奮戦記 | ユビワサンゴヤドカリの恐怖〜前編
http://aqua77.jugem.jp/?eid=4






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スベスべサンゴヤドカリ 
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分布:魚釣島

(下の写真は尖閣諸島のスベスベサンゴヤドカリではありません)

屋久島のエビカニ
http://shrimp-crab.mori-umi.jp/2007/04/post_33.html
スベスベサンゴヤドカリ
[ サンゴヤドカリ属 ]

学名 : Calcinus laevimanus
タイドプールのヤドカリ。
50cm以下の水溜りなどで見られるが、同じような環境を好む他のヤドカリと比べ、岩の上で干上が
っているような事はめったになく、常に水の中で見られる。



典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、19 70年)62頁
記事:「今回の調査では,12月11日,魚釣島オオタキ谷のかブオブシ工場跡からイリ岬附近 の岩礁地帯の潮間帯下部にできたタイドプールで,11種26個体のカニ類を採集することがで きた。これらのうち,異尾類については現在まで記録が皆無であったが,今回の調査では6種が 得られた。」62頁、−中略−、−ヤドカリ科、「Calcinus laevimanus(Randall)スベスベサ ンゴヤドカリ 1♂,3♀」、62頁










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Calcinus lividus de Man (和名未定) 
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分布:魚釣島

典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、
1970年)62頁
記事:「今回の調査では,12月11日,魚釣島オオタキ谷のかブオブシ工場跡からイリ岬
附近の岩礁地帯の潮間帯下部にできたタイドプールで,11種26個体のカニ類を採集する
ことができた。これらのうち,異尾類については現在まで記録が皆無であったが,今回の調
査では6種が得られた。」−中略−、Anomura 異尾類 Family Paguridae ヤドカリ科、
「Calcinus lividus de Man 1♂」62頁

和名未定となっている。39年前の記事だが、このCalcinus lividus de Manはが何を示すのか特定
できなかった。
Calcinusはサンゴヤドカリ属。lividusはラテン語で青みを帯びたという意味らしいので、青色を帯
びたサンゴヤドカリのことなのだろう。青みを帯びているという点でツマジロサンゴヤドカリ
Calcinus latens (Randall, 1840 )に似ているのだろうか。

【参考】ツマジロサンゴヤドカリ
(下の写真は尖閣諸島のものではありません)










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サンゴヨコバサミ 
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(下記の「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、
1970年)にはミナミヨコバサミとあるが、ミナミヨコバサミは存在しない。
Clibanarius corallinusはサンゴヨコバサミであろう。−管理人 −)


分布:魚釣島

(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

引用元: : 屋久島のエビカニ

典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、
1970年)62頁
記事:「今回の調査では,12月11日,魚釣島オオタキ谷のかブオブシ工場跡からイリ岬
附近の岩礁地帯の潮間帯下部にできたタイドプールで,11種26個体のカニ類を採集する
ことができた。これらのうち,異尾類については現在まで記録が皆無であったが,今回の調
査では6種が得られた。」−中略−、Anomura−異尾類、Family Paguridae−ヤドカリ科、
「Clibanarius corallinus(H.Milne Edwards)ミナミヨコバサミ I♀」


http://shrimp-crab.mori-umi.jp/2007/04/post_36.html
サンゴヨコバサミ
[ ヨコバサミ属 ]
学名 : Clibanarius corallinus
-50cm以浅のタイドプールのヤドカリ。
干潮時、よく貝殻ごと集団で干上がっているのが見られる。
ある一定の範囲にまとまって見られる傾向があり、タイドプールでは最優占種。












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オキナオカヤドカリ
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和名:オキナオカヤドカリ
分布:魚釣島

(下の写真は尖閣諸島のオキナヤドカリではありません)

引用元;: 日本のオカヤドカリ
http://www.geocities.jp/tremolo36/landhmc/jpnlhmc.html


典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、19 70年)62頁
記事:「今回の調査では,12月11日,魚釣島オオタキ谷のかブオブシ工場跡からイリ岬附近 の岩礁地帯の潮間帯下部にできたタイドプールで,11種26個体のカニ類を採集することがで きた。これらのうち,異尾類については現在まで記録が皆無であったが,今回の調査では6種が 得られた。」−中略−Anomura 異尾類、Family Coenobitidae オカヤドカリ科 Coenobita rugosus H.Milne Edwards オキナオカヤドカリ 2♂」



オカヤドカリ見聞録−1
http://www.geocities.jp/tremolo36/landhmc/landhmc1.html#<<オカヤドカリのからだ>>
 1.オカヤドカリって?

<<オカヤドカリって?>>
オカヤドカリという名の通り、海ではなく、陸(おか)に住むやどかりです。
分類学っぽく言うと、無脊椎動物>節足動物>甲殻類>十脚目>異尾下目>ヤドカリ類>ヤドカリ
上科>オカヤドカリ科という具合です。ちゃんとした分類学では間にもっといろいろな分類の段階が
あり、門とか綱とか出てきて複雑です。ちなみに、十脚目の中には、エビやカニが含まれますが、
エビのように腹部がまっすぐなものを長尾下目、カニようにたたまれているものを短尾下目、ヤド
カリのようにねじれているものを異尾下目といいます。ただし、ヤドカリの中には、腹部がまっす
ぐなツノガイヤドカリやカニ型で食用にされるタラバガニ・ハナサキガニなどの変わり者もいま
す。
ヤドカリ類にはヤドカリ科、ホンヤドカリ科、オカヤドカリ科などがあり、陸に住むオカヤドカリ
科にはオカヤドカリ、ムラサキオカヤドカリ、ナキオカヤドカリ、ヤシガニなど13種いるそうで
す。日本にはそのうちヤシガニを含めて7種のオカヤドカリがいます。












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ミナミカニダマシ 
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ミナミカニダマシ
分布:魚釣島

(下の写真は尖閣諸島のものではありません)



典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、19 70年)62頁
記事:「今回の調査では,12月11日,魚釣島オオタキ谷のかブオブシ工場跡からイリ岬附近 の岩礁地帯の潮間帯下部にできたタイドプールで,11種26個体のカニ類を採集することがで きた。これらのうち,異尾類については現在まで記録が皆無であったが,今回の調査では6種が 得られた。」−略−、Anomura 異尾類 Family porcellanidae カニダマシ群、「Petro1istes hastatoides stimpson ミナミカニダマシ 2♂,2♀」62頁


なんで「カニダマシ」?

沖縄本島 島んちゅガイドの『ダイビング日誌』 : 07.2.21 予報はずれ
http://sensuianna.exblog.jp/6511423/

“カニダマシ”
“カニ”は鋏足を含め
左右に5本づつ足があるが
カニダマシは4本づつ。

広い意味ではヤドカリに近い。
なので、カニダマシ
















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カニの仲間






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オウギガニ 
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分布:魚釣島、久場島

(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

引用元: 市場魚貝類図鑑
http://www.zukan-bouz.com/kani/ougigani/ougigani.html

甲殻類十脚目短尾下目オウギガニ科ゴカクイボオウギガニ属 オウギガニ
Leptodius exaratus (H. Milne Edwards, 1834)

典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、19 70年)62・63頁
記事:「今回の調査では,12月11日,魚釣島オオタキ谷のかブオブシ工場跡からイリ岬附近 の岩礁地帯の潮間帯下部にできたタイドプールで,11種26個体のカニ類を採集することがで きた。これらのうち,異尾類については現在まで記録が皆無であったが,今回の調査では6種が 得られた。」62頁。−略−、Bracyra−短尾類、Family Grapsidae−イワガニ科、「Plagusia depressa tubrculata Lamarck イボショウジンガニ 1♀」、63頁
「1936年の農林省農事試験場資源調査隊によって8種(魚釣島2種,黄尾礁7種)の短尾類 が報告されていている。」−略−、「なお,尖隋列島において,現在まで記録されているカニ類 は,−略−「Leptodius exaratus(H.Milne Edwards) オウギガニ)、63頁。

(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

http://www.geocities.jp/uminogruppe/crustacea/xanthidae/le_exaratus.htm からの引用
名   前 ; オウギガニ 
Leptodius exaratus 
大 き さ ; 甲幅1.5cmぐらい 
日   付 ; 2004/9/5 
ひとこと ;  転石の間に隠れていたものです。これがオウギガニ科のフラッグシップたる正真正
銘のオウギギガニだと思います。違うかもしれません。






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スベリイワガニ(カクレイワガニ) 
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分布:魚釣島

(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

引用元: 山原の森の夜 野生動物目撃情報 
http://yamoyo.sakura.ne.jp/kakga-1.html
 
スベリイワガニとしてある書物もあります。大きさは写真の状態で脚も含め幅15センチ位です。


典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、19 70年)63頁
記事:「今回の調査では,12月11日,魚釣島オオタキ谷のかブオブシ工場跡からイリ岬附近 の岩礁地帯の潮間帯下部にできたタイドプールで,11種26個体のカニ類を採集することがで きた。これらのうち,異尾類については現在まで記録が皆無であったが,今回の調査では6種が 得られた。」62頁。−略−、Bracyra−短尾類、Family Grapsidae−イワガニ科 「Geograpus grayi(H.Milne Edwards) スベリイワガニ 1♀」63頁

【参考まで】 海と陸との狭間で・カクレイワガニ類
http://ebikaniyado.hp.infoseek.co.jp/kani/kani02-5.html
陸棲イワガニ類V
カクレイワガニ類

 真夜中の岩場を、猛スピードで駆け抜ける。
走り出したら止まらない。しかも捕まっても強大なハサミを振りかざして激しく抵抗する。
カクレイワガニの仲間はそんなカニ達だ。
日本では、南西諸島で見られる。













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ミナミイワガニ 
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分布:魚釣島

(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

http://www010.upp.so-net.ne.jp/uca/crab/crabxxxx/crab0067.html からの引用


典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、19 70年)63頁
記事:「今回の調査では,12月11日,魚釣島オオタキ谷のかブオブシ工場跡からイリ岬附近 の岩礁地帯の潮間帯下部にできたタイドプールで,11種26個体のカニ類を採集することがで きた。これらのうち,異尾類については現在まで記録が皆無であったが,今回の調査では6種が 得られた。」62頁。−略−、Bracyra−短尾類、Family Grapsidae−イワガニ科、「Grapus Strigosus Herbst ミナミイワガニ 1♂,2♀」63頁。




(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

http://f32.jp/614/post_114.html よりの引用
 タイドプールなどで人が近づくと物凄い勢いで逃げて行くカニがいる。それはたいていこのミナ
ミイワガニのようだ。浪打際の岩礁に張り付いているところを望遠ズームで撮影した。時折大きな
波が来て、そいつをモロに被るのだが、なかなかどうして、足腰がシッカリしていて、そんな波な
どものともせず、その場に留まり続け、口から泡を吹いている。低い姿勢で狙っていたら、こちら
がうっかり波を被ってしまった。背中の模様はトノサマガエルのようではないか?山国育ちの僕
は、そんなことを思いながら炎天下の中、1時間ほど撮影に熱中してしまった。










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ヒメイワガニ 
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(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

分布:魚釣島

典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、19 70年)63頁
記事:「今回の調査では,12月11日,魚釣島オオタキ谷のかブオブシ工場跡からイリ岬附近 の岩礁地帯の潮間帯下部にできたタイドプールで,11種26個体のカニ類を採集することがで きた。これらのうち,異尾類については現在まで記録が皆無であったが,今回の調査では6種が 得られた。」62頁。−略−、Bracyra−短尾類、Family Grapsidae−イワガニ科、 「Parhygrapsus minutus A.Milne Edwards ヒメイワガニ 1♂」、63頁














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イボショウジンガニ 
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分布:久場島

(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

http://www.geocities.jp/crabclub2004/kani-zukan/Plagusiidae/ibo.html より

イボショウジンガニ
ショウジンガニ科 PLAGUSIIDAE

ショウジンガニ属 Plagusia
 イボショウジンガニ Plagusia tuberculata Lamarck,1818

Fig.1 20060905 熊野灘産オス

形態学的な特徴
 イボショウジンガニは、ショウジンガニP.dentipes Lamarck,1818によく似ていますが、以下の特
徴に注目すれば、容易に区別することができます。

 1)甲の前半に、いぼ状突起、後半に、毛の生えたうろこ状突起がある。
 2)扁平な歩脚の、長節(先から4節目)の前縁末端に1歯がある(ショウジンガニでは、5歯
が列生する)。
 3)前側縁は4歯で、ショウジンガニと共通しているが、額は2歯に切り込みで分かれている
(ショウジンガニでは、3つの切り込みで分かれた6歯である)。

 Fig.1の個体は、発泡スチロールの容器に入っている間に体色を変えてしまっていますが、基本的
に緑褐色系の斑模様です。フィールドで観察されることも珍しくはないが、ウェブページには、他
のショウジンガニ科のカニと間違って紹介されている場合がしばしばありますので、注意してくだ
さい。

種小名の由来
 tuberculataは、甲の前半にあるいぼ状突起「tubercules」に由来しています。



典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、19 70年)63頁
記事:「今回の調査では,12月11日,魚釣島オオタキ谷のかブオブシ工場跡からイリ岬附近 の岩礁地帯の潮間帯下部にできたタイドプールで,11種26個体のカニ類を採集することがで きた。これらのうち,異尾類については現在まで記録が皆無であったが,今回の調査では6種が 得られた。」62頁。−略−Bracyra−短尾類、Family Grapsidae−イワガニ科、「Plagusia depressa tubrculata Lamarck イボショウジンガニ 1♀」、63頁。−略−、
「1936年の農林省農事試験場資源調査隊によって8種(魚釣島2種,黄尾礁7種)の短尾類 が報告されていている。」(62頁),−略−、「なお,尖隋列島において,現在まで記録され ているカニ類は,」−略−、「Plagusia depressa tubrculata Lamarck イボショウジンガニ (黄尾礁)」、63頁











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ウモレオウギガニ 
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分布:久場島

(下の写真は尖閣諸島のものではありません)



典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、19 70年)63頁
記事:「1936年の農林省農事試験場資源調査隊によって8種(魚釣島2種,黄尾礁7種)の 短尾類が報告されていている。」(62頁)−略−「なお,尖隋列島において,現在まで記録さ れているカニ類は,」・・・・Zosimus aeneus (Linne)ウモレオウギガニ(黄尾礁)(63 頁)












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セビロオウギガニ 
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分布:久場島

(下の写真は尖閣諸島のものではありません)

http://tsudoi-company.com/photogallery/Crustacea/gazou/ougigani/sebiroou.htmより引用
セビロオウギガニ Epixanthus frontalis
イソオウギガニ科 
沖縄県RDBカテゴリー:該当なし
環境省RL カテゴリー:該当なし 
【生態など】
海岸部の転石の下などに生息しており、オウギガニ類では比較的よく目にするカニです。


典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、19 70年)63頁
記事:「1936年の農林省農事試験場資源調査隊によって8種(魚釣島2種,黄尾礁7種)の 短尾類が報告されていている。」(62頁)・・・・・・・、「なお,尖隋列島において,現在 まで記録されているカニ類は,」−略−、Epixanthus frontalis (H.Milne Edwards) セビロガ ニ(黄尾礁)、63頁
上記の「東支那海の谷間−尖閣列島」(63頁)によると
セビロガニ(黄尾礁)となっているが、これは間違いで、
セビロオウギガニ−Epixanthus frontalis (H.MILINE EDWARDS, 1834) 
だと思われる。


















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ヤフツアシガニ 
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分布:魚釣島

(下の写真は尖閣諸島のものではありません)



典拠:「東支那海の谷間−尖閣列島」
(九州大学・長崎大学合同尖閣列島学術調査隊報告、1970年)62〜63頁
 −前略− なお,尖隋列島において,現在まで記録されているカニ類は,Zosimus aeneus (Linne) ウモレオウギガニ(黄尾礁),Plagusia depressa tubrculata Lamarck イボショウ ジンガニ(黄尾礁),Epixanthus frontalis (H.Milne Edwards) セビロガニ(黄尾礁), Leptodius exaratus(H.Milne Edwards) オウギガニ(黄尾礁),Pachygrapsits minuts  (Milne Edwards) ヒメイワガニ(黄尾礁),Eriphia lavimana Latreille ヤフツアシガニ (黄尾礁,魚釣島),Lydia annulipes (Milne Edwards)(魚釣島)の8種であるが(※1)今 回,魚釣島で新たに採集された8鍾を合わすと尖陽列島産カニ類は全部で18種になった。
 しかし,宮島幹之助は1901年,“愉快なるは珊瑚に寄生する小蟹類こして,其種類の多き と其色彩の多様なるとは実に驚くに餘りあり”。と報告しており(※2),また 実際には今回 の調査が潮間帯のファウナが最も貧弱になる冬季であった事,尖闊列島が位置する海域の生物相 等より類推すれば,本列島のカニ類は今後の調査でさらに多種にのぼると思われる。
              引 用 文 献
※1 正木任.1941年.尖閣群島を探る.採集と飼育 3:102−111.
※2 宮島幹之助.1981.黄尾島(承前).地学雑誌 13:12−18.












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ゴエモンコシオリエビ 
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【ゴエモンコシオリエビ】
 学名 Shinkaia crosnieri
 1亜科1属1種という変わった甲殻類の一種。背甲長約6cm。
 これまで報告されている沖縄トラフの熱水域
 (鳩間海丘、第四与那国海丘、伊是名海穴、伊平屋海嶺、南奄西海丘)
 では、いずれも他の深海生物より優占的に生息。


写真:ゴエモンコシオリエビ(江ノ島水族館)


江ノ島水族館
http://www.enosui.com/news/detail/2005tenji_ds02.html

  『ゴエモンコシオリエビ』は深海に生息するエビ・カニの仲間で、深海700〜1,600mの海底の岩
の割れ目から300℃近い熱水が噴き出す熱水噴出孔のすぐ近くで、折り重なるように分布していま
す。しかし、直接熱水に触れているわけではないので、焼け死ぬことはありません。背甲長6cm、全
身真っ白な体色で、エビの仲間ですが、尾が腰の部分から腹側に曲がっているためカニのように見
えるのが特徴です。また茹でても赤くなりません。
『ゴエモンコシオリエビ』のゴエモンは、釜ゆでの刑に処された石川五右衛門に由来し、温泉のよ
うな熱水が噴き出す場所で分布していることから名付けられました。
ゴエモンコシオリエビは沖縄トラフ(*1)の熱水に大量に棲んでいますが、その食性や成長など基本
的な情報はほとんどわかっていません。長期飼育することによりそれらが明らかになっていくと思
われます。

展示を開始した『ゴエモンコシオリエビ』は、2005年4月20日から4月28日に行われた海洋研究開発
機構(JAMSTEC)の無人探査機「ハイパードルフィン」により沖縄トラフの水深約1,300〜1,500mの
間で採集されました。今回の調査研究では50個体を採集、展示数は20個体です。

【ゴエモンコシオリエビ】
 学名 Shinkaia crosnieri
 1亜科1属1種という変わった甲殻類の一種。背甲長約6cm。
 これまで報告されている沖縄トラフの熱水域
 (鳩間海丘、第四与那国海丘、伊是名海穴、伊平屋海嶺、南奄西海丘)
 では、いずれも他の深海生物より優占的に生息。

 海洋研究開発機構 極限環境生物圏研究センター 海洋生態・環境研究プログラムによる調査研究
により採集。

 (*1)東シナ海と琉球諸島に挟まれる水深の深い海域で、トラフとは舟状海盆のことをいいます。
    沖縄トラフは、海底の温泉が出るところとして知られています。


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 http://all.ind.sg/cont/cont0000009.html
 ゴエモンコシオリエビ
ちょっと話題になったのが、カニなのかエビなのかわからないエビとかがいます。

ゴエモンコシオリエビという名前のエビなのですが、尻尾をおなか側に折り曲げていて、体長が6
cmくらいのエビです。

温泉のような熱水が噴出すような場所に生息しているため、釜茹での刑に処された石川ゴエモンに
ちなんで付けられた名前だとか。

ですが実は高温のところに住めるわけではないらしいです。では、なぜゴエモンコシオリエビが温
度の高いところに住めるのかというと、温水は上に上昇するために、噴出し口の温度は実は低いの
だそうだ。

生息地は沖縄の海の底。深海で発見された珍しいエビだそうな。

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ユノハナガニ 
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http://www.miraikan.jst.go.jp/j/exhibition/d_extre_yunohana.html
ユノハナガニ
*ユノハナガニとは
日本近海に生息する深海に住むカニ。太陽の光が届かない暗黒の世界にいるため色素が無く、目が退
化している。深海では350℃にもなる熱水が噴き出す熱水噴出口とよばれる付近(水温10〜20℃)に
生息している。



http://www.aquarium.co.jp/news/2005/shinkai.html
ユノハナガニ Austinograea yunohana (ユノハナガニ科)
水深430〜1400mの深海にすむ体色が白く目が退化したカニ。日本では小笠原や沖縄の熱水噴出域か
ら知られている。全世界では、現在11種が報告されている。名前の由来は、深海の熱水噴出孔周辺
(海底温泉)にのみ生息することから、温泉に咲く「湯の花」にちなんでいる。目が退化して複眼
はないが光を感じることはでき、明るいときはあまり動かず、暗くなると行動するという生活リズ
ムを持つことがわかっているらしい。深海にすむ生物の中では飼育は比較的容易。肉食性。 






http://www.aesto.or.jp/earth/jpn/softs/1st/ocean/ds3.html
目のないカニ(ユノハナガニ)の群れ(小笠原海形海山、450m)




 http://www.enosui.com/news/detail/2005tenji_12.html
 



 ■ 世界初!日光海山熱水噴出域の生態展示と
 貴重な深海生物「オハラエビの1種」の飼育展示を12/3より開始! 


新江ノ島水族館では、12月3日(土)より世界で初めての日光海山熱水噴出域の生態展示と貴重な深
海生物
「オハラエビの1種」の飼育展示を深海コーナーにて開始しました。

小笠原海域にある日光海山には水深450〜500mに熱水が噴出しており、その周辺には深海生物のユノ
ハナガニ、
オハラエビの仲間、サツマハオリムシ、シンカイヒバリガイ類など非常にたくさんの生物が生息し
ています。
今回展示を開始した日光海山熱水噴出域の生態を再現した水槽には、実験を兼ねた人工の熱水噴出
孔(現在の
水温は約30℃)を作り、一つの水槽内に水温の異なる特殊な環境を作り出しました(水槽内の水温
は13℃)。
その結果、人工の熱水噴出孔の付近にユノハナガニや今回が世界初展示となる『オハラエビの1種』
が集まって
暮らすようすをより自然環境に近い状態でご覧頂くことができるようになりました。
このような生態展示はまだ世界中のどの施設も行なったことのない珍しいもので、今後は人工の熱
水噴出孔の
水温調整などの実験を行ないながら、展示飼育をしていく予定です。
 
 




 オハラエビの1種

   【オハラエビの1種】
 学名 Opaepele sp. 英名 Hydrothermal vent shrimp

今回展示を開始した『オハラエビの1種』は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の無人探査機「ハイパ
ードルフィン」
により、小笠原海域にある日光海山の水深450〜500mにある熱水噴出域で採集されました。
オハラエビの仲間は、深海の化学合成生態系に特異的に見られる珍しいエビで、ユノハナガニ同
様、暗い深海に
生息しているため目が退化しています。体長4cm。



深海1500m前後で採集されたアルビンガイ、ヘイトウシンカイヒバリガイ 

鳩間海丘の熱水噴出域周辺に分布するヘイトウシンカイヒバリガイとオハラエビの集団
「しんかい2000システム」による南西諸島海域鳩間海丘・黒島海丘の
化学合成生態系調査(生物・地球科学統合調査)
http://www.jamstec.go.jp/pdf/shinkai_pdf/shka22pdf/22_3.PDF  より
海洋研究開発機構(JAMSTEC)







http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/seitai/shinkai2/nessui.html

 ○沖縄トラフ
沖縄トラフでは、南奄西海丘(水深650〜750m)、伊平屋海嶺(水深1000〜1400m)、伊是名海穴
(水深1300〜1500m)などに熱水噴出孔生物群集が認められます。南奄西海丘には、チムニーが10本
ほどあり、最高温度は270℃にも達っします。チムニーを取り囲むように優占的にシンカイヒバリガ
イ Bathymodiolus japonicus が密集しています。周辺の海底表面には白色の糸状バクテリアマット
があり、このようなバクテリアが基礎生産者になっています。






ニシキエビ
昭和25年3月・高良鉄夫「沖縄の秘境を探る」53頁 

http://www.rakuten.co.jp/gajumaru/566437/567094/



イワガニ(オクビョウガニ)
昭和25年3月・高良鉄夫「沖縄の秘境を探る」53頁


【イワガニ】
正式名:ケフサイソガニ Hemigrapsus penicillatus
(イワガニ科) 俗称:イワガニ
特徴:背中は少し丸く、雄には爪の間に毛がある。斑点や白い星があるものも。殆どの河口の潮間
帯の石が沢山転がっているような場所に生息。昼間は石を剥いで採取するが、夜間は半分ほど水没
した石の周りに這い出ているので比較的に採取しやすい。
釣り:落し込み釣りの代表的なエサ。年中使用される。重量があって遠投もきく。
http://fishon2.fc2web.com/esa.htm#kani2



オオギガニ
昭和25年3月・高良鉄夫「沖縄の秘境を探る」53頁 














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